ベトナムトラブルも後半戦に入ります、前回の記事はこちら。
さて、初めてのベトナム旅行中に僕は路上でぼったくりに遭いました。
ただつらい記憶で終わらせたくなかったので、どうせならネタにしてしまおうと記事にしました。
どうぞ笑ってやってください、そして皆様はこんなことにならないように気を付けてください。。。
そんなのいいから対策知りたいよ!
今まさにやばいよ!
という方は、目次から「次回への準備」という項目まで跳んでください。
またこの記事の趣旨ではありませんが、飲食店やお土産屋等のお店でのぼったくりや、タクシーでのぼったくりの対策を知りたい方は目次から「補足」まで跳んでください。
ただし、個人的な主観強めです。
ベトナムの横断歩道にて
さて、今回僕がどんなトラブルに遭遇したかをお話する前に、まずは前提としてベトナムの交通事情をお話します。
YouTubeとかでも紹介してる方がいるのでご存知かもしれませんが、ベトナムって凄まじいくらいのバイク社会なんです。
ベトナムに旅行に来た人は、この溢れるバイクの中をなかなか横断できません。
中には歩道にまであがってくる猛者も
ただ、こんな環境に4日もいるとやや慣れてきます。
そしてこの日、またもや友人と別行動を取り、歩道でバイクの切れ目を待っていました。
ちょうどバイクの波が途切れて渡ろうとしていた時に、横断歩道の反対側でおじさんが、
『渡るなら今だ!早く来い!!』
的なニュアンスで手招きをしています。
ジュース売りと靴磨き
これ以降このおじさんのことは敬意と憎しみを込めて、ココナッツオヤジ、と呼ばせて頂きます。。。
ココナッツオヤジ『日本から来たの〜?バイク多いでしょ〜』
そすねー
ココナッツオヤジが日本語で話しかけてきました。
ココナッツオヤジ『ココナッツジュース飲みなよ、今日暑いからね』
(あー、こうやって警戒心緩ませて売るんだ。
まあフルーツ美味いし、そんな値段もしないだろうからいいか)
ありがとう、いくらですか?
ココナッツ『○○ベトナムドンだねー』
細かい数字は忘れましたが、日本円で900円くらいでした。
(まあ、観光地価格と思えばそんなもんか)
支払いをして、ココナッツに穴を開けてストロー刺してくれるのを待つ。
すると
いつのまにやら足元に、別のおっさんが2人いる。
!?!?
〜靴を脱がされる〜
なになに!?!?!?
問答無用で靴磨きと中敷き交換が始まります。
そしていつのまにかココナッツオヤジはもういない。
この時は何も気づきませんでしたが、あとから考えると連携プレーですね。
(絶対ジュースより高いけど、うーん最悪思い出として多少払ってもいいかなぁ)
靴磨きの金額
日本円で1万弱!?
もってないよ!!!
例の如くスリ防止で財布の中には6千円くらいしか入れてませんでした。
これしかない、勘弁してくれ!
財布を見せる。。。(あ、千円札入ってた)
『その日本円の千円もくれ』←的なニュアンス
。。。はい
もうマジでないから!バイバイ!
幸い、追いかけてきて両脇を固められるようなことはありませんでしたが、知らない国で一人ぼっちでこんな事態になってしまうと、さすがに冷静な対処はできませんでした。
しかし後から考えたら、値段交渉してもいいし、財布の中を見せる必要はなかったなと思いました。
問答無用なサービスが始まってしまったらできる限りの値段交渉はしましょう。
できる自信がなければ、たとえ始まっていてもノーと言いましょう。
本気の人間
海外ではこんな感じの小さなぼったくりが日常に溢れています。
しかしそれは、観光地価格なんて可愛いものじゃありません。
彼らも生活があるでしょうから、こちらが出せるギリギリまでふっかけてきます。
ハッキリ言って買い物やサービスを受けるというレベルではありません。
むしりとる気満々です。
そうなればもはや闘いです。
相手は容赦なんてしてくれませんので、こちらも容赦をしてはいけません。
僕は次また同じようなことになったら、最初からノーと言うことを心に決めました。
おそらくですが、あのココナッツオヤジがリーダーなのでしょう。
後になって思うとココナッツオヤジの、人の懐に入り込む術はなかなか見事だなと感心しました。
やってることは褒められたものではありませんが、ああいったスキルはお金を稼ぐ上では必須だなとも思います。
なので憎しみは当然ありますが、同時に少しばかりの敬意も抱きました。
あのココナッツに比べると靴を磨いていた2人のおっさんは普通の人、って感じでした。
昔、海の家で短期バイトをしていた時に、ココナッツオヤジに似た人たちを何人か見かけました。
そういった人たちは初対面の人の懐に入るのが上手く、歩合制で全く稼げない僕の横ですっごい売り上げを出していました。
今回のベトナム旅行トラブルで僕が1番怖いと思ったのはココナッツオヤジです。
稼ぐことを真剣に考え、それを行動に移せる人間がぼったくりなんかをやると、大半の人間は引っかかると思います。
それに懐への入り方。
正直、靴磨きなんかはノーと言えば済む話ですが、ココナッツオヤジのように懐に入ってきた人間への具体的な対策は僕もまだ結論が出ていません。
悪い人じゃなさそう、という人間ほど要注意、というのが現段階での教訓でしょうか。。。
次回への準備
世界的に見たら、ベトナムで僕が経験した程度のことは可愛い部類なのでしょうが、日本ではなかなか経験できないことです。
なんか、多くの人が若いうちに海外に行けと言う意味が少し分かった気がしました。
さて、今回のトラブルを反省して、次に活かしてこその学びです。
(今回はやや真剣)
- 問答無用に始まるサービスや物売りには値段交渉の余地があるのでやってみる
- でもその自信がないなら最初からノー
- というか、値段の提示のないサービスや物は受け取らない
- ネットでトラブルとかを事前に調べていても、いざ事態に直面すると冷静さを欠いてしまうことは想定しておくべき
- この人悪い人じゃないのかな、と感じる人ほど危ない
挙げ出すとどんどん出てきてキリがないので、このくらいにしておきます。
辛いトラブルを経験した反面、多少メンタルは逞しくなったし、改めて日本の平和さに気づきました。
それに、ここでは書いてないけれど最高な旅の思い出も出来ました。
もう一度くらい行ってもいいかも
皆様も、
海外旅行トラブルは上手く回避しながら、素敵な旅ライフを送ってください。
補足
今回のトラブルでお金がなくなった時に、僕はホテルの荷物にお金を忍ばせていましたが、ATMで新たに降ろす人もいるかもしれません。
調べたところ、海外の路上のATMではカードが機械から出てこなくなるトラブルもあるようです。
なので、海外でお金を下ろす必要がある時は、大型のショッピングモールに設置されているATMを利用するのが良いみたいです。
それと、飲食店やタクシーでのぼったくりについてですが、よく言われるのが相場を調べる、ということですが初の海外でそれはなかなか難しい気がします。為替も変わるし。。。
お土産でぼったくられるのは旅の思い出として多少は割り切りやすいかなと思います。
飲食店は、外国人観光客がたくさんいる店は比較的安全な気がします。あと大通りに面している店。
正直飲食店でぼったくられた経験がないのではっきりとは言えませんが、この辺りは日本と似ているんじゃないかなと思います。
タクシーについては、「Grab」というアプリがおすすめです。
東南アジア旅行でよく使われている配車アプリらしいですが、これを使えば近くにいるドライバーさんとマッチング出来て、かつ値段が先に提示されるので安心です。
ドライバーさんも大元の会社に登録する必要があるので、到着後に最初の金額と異なる金額を請求することもできません。
このアプリのおかげで僕も、1人で正規の値段でタクシー移動ができました。
あとは、可能ならベトナムの人にいろいろ教えてもらうのが一番おすすめです。やはり自国の人が一番心強いです。
近年は留学で日本に来てアルバイトをしていたり、就労ビザで働いている方も多くいらっしゃいます。そんな方々にぜひベトナムのことを聞いてみてください。
僕の経験では、会った人全員が自国のことを快く教えてくれました。
以上、補足でした。
ベトナム国内でのトラブルはこれにて完結です。
が、もう少しだけトラブルは続きます。
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