前回のあらすじ
とても好みの物件『MO』を見つけたkftkだったが、申込みの概念を知らずに出遅れてMOを取られてしまう。
MOに入る気満々で予め住居の解約手続きを進めてしまっていたkftkは、1ヶ月以内になんとしても住まいを決めなければならなかった。
しかし、引越しシーズンにその挑戦はあまりにも無謀であり、新居探しは早くも暗礁に乗り上げる。
見かねた不動産屋さんが家の解約期限を延長できないかと提案、なんとか大家さんに現住居の解約を延ばしてもらうことに成功する。
ここで、東京のO田区エリアをあらかた探し尽くしてくれた不動産屋さんから、エリアにこだわらないならkftk自身で探してもらうのもアリだと告げられる。
心機一転、エリアを変えて物件探しを始めるkftkであった。
ざっくりこんな感じのお話でした。
ではつづきから、どうぞ
SUUMOで物件探し
自分で物件を探すこととなり、無知な僕は1番有名なサイト、SUUMO、で探してみることにしました。
さてどのエリアで探そうか
やはり今まで生活していた街と職場との兼ね合いで、まずは東京都のO田区辺りを調べます。
そしてあとは、、、ガラッと変わって神奈川県の鶴見〜横浜の辺りを調べました。
なぜなら、横浜やみなとみらいに行きやすいから。
そんな経緯で鶴見〜横浜を選びました。
SUUMOで物件を探してると、鶴見と横浜の中間くらいに良い感じの物件がありました。
- 築浅
- 1K
- 高層階の部屋
- 駅から徒歩10分圏内
僕の希望は、なるべく築浅で高層階でエアコン付き、だったのでとてもマッチしてました。
さっそくSUUMOのお問い合わせ欄から、こちらの物件の資料と内見をしたい旨を送りました。
ただ、どうしても物件MOへの拘りも捨てきれず、SUUMOでMOの検索もしました、すると
なんとなんと物件MOが、以前希望してた部屋ではありませんが、別の部屋で入居者募集中とのこと。
善は急げと、MOにも内見希望の一報を入れました。
とここで、SUUMOでの物件探しについて少し解説。
SUUMOでの賃貸物件の探し方
まずは気になるエリアで好みの条件を入れて検索します。
例えば東京都港区で、
2DKで、
築10年以内、駅から徒歩5分で、
2階以上の部屋で、エアコン付き、ペット可
条件を入れていくと、どんどん候補が絞られます。
、、、さすがに港区にこんな物件はないか
そしてもし、条件に合う候補物件があれば、リンクからお問い合わせをします。
お問い合わせも簡単です
まずはお問い合わせ内容を3つの中から選んで、
あとは連絡先を入力すれば終わりです。
同日か、遅くとも翌日には担当の不動産会社から連絡が来るので、そこからは各不動産会社とやりとりを進めます。
まーーー、SUUMOに募集中と載ってても、実際は既に申込みが入ってることなんてザラにあるから、そこは割り切りましょう。
お問い合わせで連絡をくれた不動産会社が別の物件を提案してくれたりもするので、そのまま流れに乗るも良し、新たにSUUMOで自分で探し直すも良し、って感じです。
では、これらを踏まえて僕の話のつづきをどうぞ
心理的瑕疵(かし)
先にアクションがあったのは鶴見横浜の物件でした。横浜にある店舗まで来て欲しい、とのこと。
さっそく翌日に、横浜の店舗まで訪れました。
物件の資料を見せていただき、内見の日程を調整しようという話になりました。
日程を調整して、不動産会社から大家さんに内見希望を伝えると、、、
なにやら不穏な気配。
不動産会社の方が終始苦笑いです。
(これは確実に何かあったな)
電話が終わり事情を聞くと、、、なんと僕が希望した部屋のお隣に、精神疾患を患っている方がお住まいであると。
危ない行為とかは無いみたいだけど、とにかく騒音を立てまくっているとのこと、昼夜問わず。
これまでにも、事前にその話を聞きつつも入居した方が何人か居たみたいですが、みんな1年ももたなかったらしいです、、、早いと入居1ヶ月で解約した人もいたとか。
僕『、、、、、、さすがにこれはちょっと〜、遠慮しときます(苦笑)』
不動産屋さん『ですよねー(苦笑)』
僕も苦笑いしか出来ませんでした。
(てかこういった情報って事前に教えてくれるんだ、親切だな)
なんて思ったりもしましたが、後から周りの人たちに聞くと伝えなきゃいけない事情があるんじゃないか、とのこと。
例えばその疾患の人が、僕の希望した空き部屋の大家さんと近しい関係で、その罹患してる人に退去してもらう訳にはいかないから事前に伝えてる、とか。
なるほどねー
あとは、医者の診断が下った疾患の場合は告知義務があるとか？
ちょっとネットで調べたら、隣人が精神疾患患者の場合は、心理的瑕疵(かし)として不動産会社から入居希望者へ告知義務がある、みたいなこと書かれてました。
心理的瑕疵(かし)ってのは、入居するうえで入居者に心理的な負担が生じることを指す言葉らしいですね。
今回のケース以外には、入居希望の空き部屋で以前に人が亡くなってしまって空き部屋になった場合にも、心理的瑕疵になるようです。
ただまぁ、疾患がなくても変な人っていますからね〜、もしかしたら本当は疾患なのに病院に行ってないだけの場合もあるだろうし。
前の家の階下の住人がまさしくヤバい人間だったし。
マジで隣人ガチャ
ということで、その物件は諦めて新たに鶴見〜横浜間でいくつか物件を探してもらいました。
そうして最終的に、鶴見〜横浜の中間辺りで良い感じの部屋を選びました。
で、前回の轍を反省して、2月末の引越しシーズンだったのでその場で申込みをしました。
ちなみにこの不動産屋さんで、SUUMOに載ってたO田区の例の物件MOのことも聞いてみました。
東京のO田区の物件もカバーしてると聞いたので。
でも調べてもらった結果、募集はかかってませんでした。
申込み入ったのかな。。。
未練はありつつも正直MOのことは半ば諦めていました。
人気物件らしいし引越しシーズンなので、期待はしないようにしていました。
そう！まるで学校で超人気な女の子に想いを寄せる男の子のようn！！！
……いえ、なんでもありません。
あとはこの申込みをする時に、不動産屋さんから面白いネタを聞きました。
引越しに関する小ネタ
都市ガスとプロパンガスの違い
今まで気にしたこともなかったんですが、プロパンガスのほうが料金が高いみたいです。
例えば、2つの物件候補を家賃だけ見て安い方を選んでも、それがプロパンガスの物件だと光熱費込みで計算した場合、毎月の固定費はそちらの物件の方が高くなることも多いようです。
僕も、鶴見〜横浜間で最終的に2つの物件で迷いましたが、このガスの違いで申込先を選びました。
で、もちろんそんなプロパンガスはただ料金が高いだけじゃなく、熱量も高いみたい。
例えばコンロで、都市ガスとプロパンガスとで同じ火力を使っても、ガスの使用量はプロパンガスの方が少なくて済むようです。
でもその火力と料金をトータルで考えても、都市ガスの方がお得みたいです。
特に一般家庭なんて高火力は必要ないから、むしろ節約に重きを置きたいですよね。飲食店とかなら話が変わるけど。
フリーターが契約社員に
物件の入居審査では自身の身分証明を細かく提出します。
例えば現住所、年齢、就業状況や就職先の会社名、大まかな年収などなど。
その他にも家族構成とか実家の住所、緊急連絡先なんかが必要になってきます。
特に家賃滞納の問題があるので、就業状況と年収は立派であるに越したことはありません。
家を借りる時に社会的信用ってのは大事なんです。
では僕の自己紹介をさせていただきます。
僕は都内でアルバイトを掛け持ちしているフリーターです。
当然お給料は時給制
年次的な昇給もなければボーナスなんて夢の国の話。
数年前に世界を襲ったコロナウイルスのような危機が起これば、まず真っ先に首を切られる立場にあります。
退職金、、、、、、今年の流行語？
お分かりでしょう
社会的信用に関しては、日本国内カースト最下層
たぶん公園で遊び回ってるその辺の幼子にも負けます
将来性という観点では学生の足元にも及びません
いやなんなら、富裕層の家で飼われているペットの方が部屋を借りやすい可能性すらある
世の中というのは本当に厳しいものでございます。
しかしそんな僕ですが、ひとつの職場で社会保険に入らせてもらっています。
なので実は意外と厚生年金も払ってたりします。
と、そんな僕の就業状況を不動産屋さんに伝えると、
『あぁー、、、それなら契約社員ってことでいけるかもしれません！
契約社員で申込しましょう！！』
、、、え？、そんなことしちゃっていいんですか？
『んー、大丈夫です！』
お、おぅ、ありがとうございます
なんとなんと、社会的信用カースト最下層から中層あたりまで昇華されてしまいました。
言うまでもなく、フリーターよりも契約社員のほうが社会的信用は格段に上です。だって社員だもの。
入居審査も格段に通りやすくなることでしょう。
フリーターの身分で自分から契約社員ってことにしてくれ、とは言えませんが、社会保険に入ってるなら、そのことは審査前に伝えておくと良いでしょう。(次の記事で書きますが、、、ネット申込みなら話が変わってきます)
話が脱線するけれど、社会保険に入れるチャンスがあるなら、入っておいて損はないはずです！
ということで横浜〜鶴見間の物件に契約社員として申込みました。
あと、申込には印鑑が必要なので必ず持っておきましょう。
まとめ
- SUUMOとかの物件探しサイトは便利だし楽
- 春の引越しシーズンで、いい感じの物件が入居者もなく空いてる場合、何らかの理由があるかも(心理的瑕疵とかね)
- 住居のガスがプロパンガスの物件は、ガス料金高くなるよ
- フリーターでも社会保険に入れるなら入っておいた方がお得
- 春先の引越しでは、その場で申込をした方が良いことも多々あるので、印鑑を持ち歩いておくと良いです
ふぅー
職場からかなり遠くはなるけど、家が決まりそうで良かった良かった
ホッとしたその瞬間、
ラァァイン！
ん？
『『『この度は物件MOへの内見希望、誠にありがとうございます。MOのご希望のお部屋はただ今入居中で、来月の退去予定日以降でしたら内見が可能です。
ご検討よろしくお願いします。
○○不動産』』』
あー、MOのお問い合わせ、やっと担当の不動産会社から連絡来たかぁ
でもさっき、募集はかかってない、って言われたしなぁ
それ返信しとこ
『『『ご連絡ありがとうございます。
他の不動産会社で調べてもらったところ、物件MOは現在募集がかかってないとお聞きしました。
内見希望でしたが申込が出来ないのであれば、今回は見送ろうと思います。
お手数おかけします。
kftk』』』
返信っと
~翌日~
ラァァイン！
ん？、、、○○不動産？
タップタップ、スクロールスクロール
んんん！？
『『『物件MOのご希望のお部屋は、私どもの不動産会社からしか紹介しておりません。
おそらく別の会社でお聞きしたというお話は、情報開示されていないからだと思われます。
我々ならそちらのお部屋、ご紹介できます。
ちなみに現在も募集中です。
○○不動産』』』
これは、、、、、、まだ間に合うのか？？？
つづく
コメント