癒しは身体から

コラム

このコラムは、

世に出回る精神論を苦手とする僕が、精神論に頼らずいかに生きやすく生きるかをテーマに考えました。

  • 気合、根性、忍耐
  • 自分を信じてやり遂げる
  • 病は気から

などなど、

たぶん今後も、何度かこのようなテーマのコラムを書くと思いますが、今回は癒しについてです。

日々の疲れを癒したいけどそれができない、という方の参考になればと思います。

なお、当サイトは疾患の治療を目的としているものではありません。

予めご了承ください。

精神論で上手くいった事ある?

。。。まあ、人によってはあるかもしれません。

ちなみに僕自身は、記憶の限りでは、精神論だけに頼って上手くいった事柄はありません。

根性出して○○をやり遂げよう!、と思っても続いたためしがありません。

精神論が不要だとは全く思いませんが、それだけでは無理があるとも思っています。

精神論に加えて、論理的な思考や仮説、あるいは想像力などが絡むことで物事は上手く進むと思っています。

例えば現代社会で嫌われがちな『根性』も、実際に生きていく上では必要となる場面は多いでしょう。

しかし、闇雲に、根性を出せ!、と言われても出ません。

言われて出るなら誰も苦労しません。

なので考えます、根性とは何か?

根性を別の言葉にすると、粘り強さ、諦めの悪さ、などでしょうか。

じゃあ、粘りや諦めの悪さを持つにはどうするか?

根性が必要となる場面では、だいたい辛く苦しいことに立ち向かっています。

そして根性を出すと言うのは、要は、苦しいことに立ち向かい続けることが出来れば良いわけです。

どうすれば立ち向かい続けられるか?

例えば、苦しいことに立ち向かうことで大きな見返りがある、とか。

立ち向かわないと大きなものを失う、とか(この考えは僕は好きではありませんが)。

つまり、苦しいことに見合う何かがあれば良いわけです。

さすがにその、苦しいことに見合う何か、は人によるので各自で見つけるしかありません。

ですがこのように、根性が必要な場面でも精神論だけに頼るのではなく、理屈に基づいて思考したり、想像したり(この場合は仮説かな?)することで意外と根性が持てたりします。

というか他人から、根性あるね〜、なんて言われたりします。

自分ではそんなつもりはないのに。

さて、前置きがとてもとても長くなりました。

僕の中で、精神論に対して理屈で考えるきっかけとなったのが生理学でした。

人間の感情や精神状態の変化に伴って、人間の体内ではどのような変化が起こっているんだろう、といった感じですね。

逆に考えると体内の、例えば自律神経が、根性を出している時と同じ状態になれば、それはもう根性を出せていると言って良いのでは?、というわけです。

癒しとは

やっと本題、癒しって何でしょう?

このサイトのテーマでもありますが、癒しとはどんな状態でしょう。

リラックスできている、ゆっくりのんびりできる、休まっているなどなど。

今更な話でしょう。

それを感覚的にでなく理屈っぽく考えると、生理学的な話として、自律神経と呼ばれる神経のうちの、副交感神経という神経が活発に機能している状態を指します。

逆に、自律神経のうちの交感神経が活発に機能すると、興奮状態、集中状態となり、やる気や活力が溢れてきます。

もちろん、人によって癒しを感じるシーンというのは多様で、例えば一人で散歩している時、友人とお酒を飲んで語り合っている時、家族や恋人と一緒にいる時など様々あります。

交感神経が活発に機能している時に癒しを感じることもあるでしょう。

副交感神経が活発になりすぎても、逆に不調を起こします。

しかし、あまり細かく考えすぎても複雑になってしまうので、今回は副交感神経が機能している場合を癒しと考えましょう。

自律神経の乱れ

現代ではこの交感神経が常時働いてしまって、心身がうまく休まらない状態になっている方が多いと言われています。

交感神経が常に機能していると、焦りやイライラ、また血流悪化による肩こりや冷え、他にも倦怠感や息苦しさなどの症状が出ます。

特に病気でもないのにこのような症状が続いている方は、自律神経の乱れを疑ってみるのも良いかもしれません。

実際にここまでの症状が出てなくても、なんか体の調子が良くない、という程度でも疑うサインかもしれません。

では疑って、実際にどう行動に移せばよいのか?

自律神経自体は自分の意思でコントロール出来るものではありませんが、どちらかが強く機能するように働きかけることは可能です。

疲れを取るためによく言われるのは例えば、熱い風呂に入る、思いっきり体を動かす、パーっとお酒を飲む、など。

僕自身も、たまにやる分にはとてもリフレッシュになります。

けど、自律神経を整えるための習慣としては完全にアウトです。。。

どれもこれも、生理学的には交感神経の働きを一層高めて逆に疲れます。

なのでたぶん気分的なものなのでしょう。

(たまにやる程度なら本当に気持ちが良いんですけどね、翌日結構キツイですもんね。。。)

せっかくなら、日頃から習慣的に行なって疲れを取るものが良いですよね。

なので、このサイトの内容に近しいものを2つご紹介します。

ちなみに、自律神経は気分によっても変化するので、このことから『病は気から』なんて言葉が生まれたのかなと思います。

自律神経を整えて癒されるために

運動と入浴

この2つに関しては、順天堂大学医学部教授の小林弘幸さんの、『眠れなくなるほど面白い自律神経の話』という本から引用させて頂きます。

『図解 眠れなくなるほど面白い 自律神経の話』 著者 小林弘幸
小林弘幸さんの著書

ウォーキング程度が望ましい

一時的な疲労のリフレッシュならば、バッティングセンターに行ったり、友人とストリートバスケをしたりなどハードな運動もありですが、

日々の疲れを癒すなら、ウォーキング程度の運動量に留めておくのが良いです。

ウォーキングならゆっくり深い呼吸をしながら血流を促進できるので、副交感神経が活発な状態に保てます。

おっと、そういえば

このサイトでは、10〜15分歩いて辿り着くような景色スポットを多く紹介していましたね。

ウォーキングで癒されて、さらに景色でも癒されるなんて、とても都合が良いですね???

熱すぎないお風呂

本で紹介されていたのは、夜に質の高い睡眠を取るための入浴方法でした。

それは、39〜40度のお湯に15分間浸かること。

しかも、最初の5分は首まで浸かり、あとの10分はみぞおちあたりまで浸かることで、副交感神経が機能して、質の高い睡眠が取れるようです。

働き始めてから思うようになりましたけど、布団に入ってすぐ寝られないと、明日への恐怖がめちゃくちゃ大きくなりますよね。。。

さてそんなお風呂ですが、

せっかくなら週に一度、あるいは二週に一度くらいは、設備の整った大きなお風呂でゆったりもしたいですよね。

またまたそういえば、

このサイトでは大きなお風呂も紹介してましたね。

何かと忙しい現代、たまには自分自身にご褒美を与えるのも大事ですね。

まず身体を癒す

休むという行為はなかなか難しいです。

何をやれば良いかも分かりづらいし。

しかしやはり、休むという行為も精神論に頼らずに理屈で考えた方が効率的でしょう。

であれば、病は気から、ではなく、日々の疲れは身体から癒しましょう。

心の疲れは、人によって異なり回復させるのが難しいので、まずは簡単な方から始めましょう。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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